脱Windows XP最大の課題、“アプリの互換性”検証自動化ツールが登場移行のコスト&時間を大幅圧縮

Windows XP環境をWindows 7/8に移行する際に最大のネックとなるのは、業務部門が利用しているアプリケーションの互換性だ。だが、その問題への対策を大幅に効率化してくれる便利なツールが登場した。

2013年02月14日 00時00分 公開
[ITmedia]

 Windows XPのサポート切れ問題への対応が、待ったなしの状況を迎えている。いまだに多くの企業がWindows XPを主力デスクトップOSとして使っているが、2014年4月のサポート終了後はマイクロソフトからセキュリティパッチが提供されなくなり、標的型攻撃をはじめとしたセキュリティ上の脅威に対し裸同然の状態で晒されることになる。

 こうした事態を避けるには、残存するWindows XP環境をWindows 7もしくはWindows 8へアップグレードする以外に方法はない。しかし、「たかがデスクトップOSの入れ替え」と“高を括っている”と痛い目に遭いかねない。実際にアップグレードのプロジェクトに着手してみて初めて、膨大な手間や時間がかかることに気付き、慌てふためく企業が少なくないだろう。ましてや、2014年4月まであとわずか1年強しか残されていない今、Windows XPのデスクトップ環境をまだ数多く残している企業は、大きな時限爆弾を抱え込んだままクライアント環境を運用している状態だと言えよう。

 しかし、たとえそのような状況に追い込まれていたとしても、適切なツールやサービスを活用することで、余裕を持ってアップグレードを完了できる可能性が十分残されている。中でも、シトリックス・システムズが提供する「Citrix AppDNA」は、アプリケーション互換性評価を自動化し、時間やコストを大幅に圧縮できるツールとして注目を集めている。

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