ファイルサーバのクラウド化を実現するサービスが市場に多く出てきた。しかし、企業ニーズと提供サービスに幾つかのギャップがあり、その導入が進んでいないのが現状だ。
TechTargetジャパンが2012年7、8月に実施した「ストレージの利用状況に関するアンケート調査」では、回答者の87.7%が「自社内のデータの増加を実感している」と答えた。特に業務文書ファイルや画像、動画などの非構造化データが増えており、それらのデータをコンプライアンス対策として長期的に保管して適切に管理することが求められている。その手段として、部門ごとにファイルサーバを増設する企業が多い。しかし、頻繁に発生するストレージの拡張や煩雑なデータ管理によって、設備の投資コストや運用作業の負荷増大などが課題になっている。
どうすれば、ファイルサーバのデータを効率よく管理できるのか? その手法の1つとして、クラウドを利用したファイルサーバサービスが注目を集めている。しかし、企業ニーズと提供サービスの機能にギャップがあり、導入が進んでいないのが現状だ。企業が求めるサービスとは何か? 本稿では、ファイルサーバのクラウド化における4つのギャップを挙げるとともに、それらを解消できるクラウドサービスを紹介する。
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