スマートフォンアプリのテスト支援サービスを手掛けるソニックスは、1台に数十台のスマートフォンをUSB接続できるサーバを導入した。市販製品ではあり得ないサーバをどう手に入れたのか?
Androidをはじめ、各種スマートデバイス向けに自社開発したオープンソースソフトウェアやライブラリを公開し、そのライブラリを活用した先進的なサービスを展開しているソニックス。2012年3月には、Androidアプリケーションの自動テストサービス「Scirocco Cloud (シロッコクラウド)」を提供開始した。
Scirocco Cloudでは、多種多様なAndroid端末をクラウド環境で提供している。ユーザーは、Webブラウザ経由でスマートデバイスを利用したテストができる。
Scirocco Cloudの中核を担うコアサーバは、Webブラウザ経由でリモート接続するための多数のAndroid端末がUSB接続されている。通常のサーバではUSBポートの数が足りないので、ソニックスは当初、オリジナルサーバを自社運用していたという。しかし、今後のサービス拡張に向けて、サーバを運用するデータセンターを移管。それを契機に、サーバプラットフォームの増強が急務となっていた。
ソニックスは、サーバプラットフォームの増強に向けて新たなサーバを導入すべく、複数のベンダーを対象に比較検討を開始した。だが「多数のUSBポートが必要」といった特殊な要件が障壁となり、選定は難航を極めた。最終的に同社のニーズに答えたのは、ユーザー企業の多彩な要求にカスタマイズで応える特徴的なサーバだった。そのサーバとは何か? 導入の経緯を明らかにする。
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