サーバ仮想化がBCP/DRのための最大のチャンスである理由データ保護のエキスパートが語る

多くの企業がデータ管理で直面している課題は複合的だ。事業継続計画(BCP)/災害対策(DR)も、データ増大、データセキュリティ確保などの課題とともに対応する必要がある。仮想化を活用して対策を進めるコツとは。

2013年05月31日 00時00分 公開
[ITmedia]

 企業において、データ管理の戦略的重要性が急速に高まっている。だが、データ管理はますます課題が複雑化し、解決が難しくなってきている。企業の管理者にとって、非常に頭の痛い状況になっている。きれいごとでは解決しないことが増えている。

 業務システムのデータは夜間のバックアップが翌日の業務開始時間までに終わらないケースが増えている。一方で、非定型データはどんどん増えていて、ファイルサーバあるいはファイルストレージをどういうポリシーで社内ユーザーに利用させるか、バックアップはどうするかについて、苦慮している管理者は多い。

 また、事業継続計画(BCP)や災害復旧(DR)への対応も急務だ。情報セキュリティ上の脅威も増しており、これまで各事業部門や事業所の責任で管理してきたデータについても、一部についてはIT部門の責任で管理する必要性が増している。

 さらにここにきて、部門レベルでのサーバ仮想化が普及し、全社的な導入への移行も進みつつある。加えて、デスクトップ仮想化も広がりつつある。企業ITにおける最も重要な構成要素が大きく姿を変えようとしているともいえ、これがさらに新たな課題をつきつけようとしている。

 一言で表現すれば、IT環境は複雑化の度合いを強めている。こうした状況で、データ管理をどうしていけばいいのか。データ保護や災害対策で、これまで多数の企業顧客の問題を解決してきたノックスのエキスパートに、現実的な対策を聞いた。


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