実は、企業IT全体の効率性や柔軟性の足をひっぱっていたネットワーク。そこにOpenFlow活用の真のメリットが見えてきた。
OpenFlowやSDN(Software Defined Networking)が何なのかについて、純粋な関心をお持ちの方々は増えるばかりだ。これは非常に興味深い動きだ。
これまでネットワークは、企業やその他の組織において、ITの他の構成要素からは切り離された、別個のものとして運用されてきた。ネットワークはある意味で、組織のITにおける一番の裏方的存在だった。
「OpenFlow」「SDN」といったキーワードが広がることで、この裏方だったネットワークが、突如脚光を浴びることになった。これにはポジティブな意味と、ネガティブな意味がある。ネットワークを組織のITに直接役立てられるのではないかという期待と、ネットワークが従来のままではIT全体の足をひっぱるのではないかという懸念を、ともに反映していると考えられるからだ。
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