さよならPC 企業がiPadで業務アプリにアクセスするベストな方法とはHTML5とタブレットで激変するクライアント環境の未来

Windows XPのサポート切れやスマートデバイスの普及で、企業のデスクトップ環境に変化が訪れている。特に求められているのは業務のモバイル化と即応性の強化だ。使いやすさと、安全性を両立したソリューションを探る。

2013年07月25日 00時30分 公開
[ITmedia]

 企業PCでいまだに多く使われているWindows XPのサポートが2014年4月に切れることや、スマートフォン/タブレット端末の爆発的な高性能化と普及に伴い、企業内のクライアント環境を見直す企業が増えている。特に一般のビジネスパーソンは、会社から支給されるPCよりも、iPadに代表されるようなタブレット端末の方が、さまざまなビジネスシーンにおいて使い勝手がいいことに気付き始めているのではないだろうか。外出先で仕事をする機会の多い人にとって、iPadの優れた操作性や可搬性の良さ、長い電池寿命は極めて魅力的だ。企業システムのクライアント環境は今、大きな転換点に差し掛かっているといえるだろう。

 企業側もこうした潮流に対応するために、iPadを大々的に導入したり、あるいは従業員の私物iPadの業務利用を認めるような動きが出てきている。しかしその一方で、iPadの業務利用にはどうしてもセキュリティ上の懸念が付いて回る。iPad上に重要なデータを保管したまま、万が一、紛失や盗難に遭うと、重大な情報漏えい事故に直結しかねないためだ。それではと、端末上にデータを保管することを禁止し、必ずセキュアなネットワーク経由で社内データにアクセスするようなルールを定めると、今度はiPadならではの使い勝手の良さが損なわれてしまう……。

 iPadのビジネス活用には、この手のジレンマがどうしても付き物だと長らく考えられてきた。しかし効果的な方法でこの問題を解決するソリューションが現れた。その使い勝手を検証しよう。


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