パフォーマンス低下に悩むクラウド型メールサービスを救ったのはコストパフォーマンスに優れたストレージシステムだった。厳しい要件をクリアして選ばれたストレージシステムの導入事例を紹介する。
サイバーソリューションズは、企業向けメールソリューションの老舗ベンダーとして多くの利用実績を持ち、最近では、クラウド型メールサービス「CYBERMAILΣ」やクラウド型メールアーカイブサービス「MAILBASEΣ」など、クラウド型サービスの展開に力を注いでいる。
同社がクラウド型サービスに着手したのは、国内でも早い時期となる2009年。CYBERMAILΣは、その使いやすさやサービス提供開始以来サービス完全停止が1度もないという信頼性も支持され着実にユーザー数を増やし、ISPやASPなどへのOEMを含め、現在では約1万社が同社のソリューションを活用し、アカウント数は合計約100万に達しているという。
一方で、クラウド型メールサービスのユーザー数拡大に伴い、同社は重大な課題を抱えることになる。既存のストレージシステムでは処理能力が追い付かず、大きなボトルネックになりつつあったのである。今や、企業にとって生命線ともいえるメールシステム。その遅延や停止は、顧客のビジネスに致命的なダメージを与えかねない。
この課題を解決するために、サイバーソリューションズは、クラウド型メールサービスの運用に最適なストレージシステムへの刷新を検討。数社のストレージシステムを検証した。同社が下した決断とは。そして、その決断がもたらした新たなビジネス展開とは。
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