既存アプリケーションのクラウド移行を低リスクで乗り切る現実解を探れいつまでも「見て見ぬふり」では済まされない

クラウド化の真のメリットは、ホスト型やクラサバ型で運用してきた基幹システムを含めた既存アプリケーションを移行した後に発揮される。システム改修コストを低減し、運用リスクを回避する方法は必ずある。

2013年08月30日 00時00分 公開
[ITmedia]

 「クラウドファースト」のキーワードに象徴されるように、ITシステムのコスト削減やユーザーの利便性向上といったさまざまなメリットから、クラウド活用を優先的に検討する企業が増えている。

 ところが現実には、「見て見ぬふり」をしたまま、取り残されてしまっているシステムが少なくない。Web型の運用形態を持たない、基幹系を中心としたアプリケーションの数々だ。クラウド移行に際して発生する多大なコストやリスクを考えたとき、どうしても二の足を踏んでしまうのは仕方のないことともいえるだろう。

 それでも、いつまでも今のままの状態を放置しておくことはできない。後回しにすればするほど、先行企業との格差が拡大し、自社の競争力低下を招くことにもなりかねないからだ。もはや基幹系を含めた既存アプリケーションのクラウド移行は、「やるか、やらないか」の検討で立ち止まっている段階ではない。自社にとっての「リスクを最小化する現実解」を策定することが急がれる。

 この「既存ビジネスアプリケーションのクラウド移行」という命題に対するユーザーの要件には、低コスト、高信頼性、ネットワーク統合、脱ベンダーロックインなどが挙げられるだろう。これらの要件を満たして、クラウド移行を成し遂げる策とは何か?


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