先進ビジネス事例に学ぶ、クラウド型ソリューションのサービス提供基盤に必要なこととは?システム開発、サービス企画の視点でクラウドを評価

スマートフォンの特性を生かしたマンション清掃・修繕管理のクラウド型ソリューション「Smart Maintenance」のサービス提供基盤として選ばれたのは、IBMのIaaSだった。選択の理由をシステム開発企業に聞いた。

2013年08月29日 00時10分 公開
[ITmedia]

 2013年2月に販売が開始された「Smart Maintenance」は、これまでにない新たなソリューション分野を切り開く斬新なクラウド型ソリューションだ。その内容は一言で言うと、マンションの清掃や修繕の作業状況を、モバイルとクラウドの技術をうまく活用することで作業品質の平準さを保ちながら効率的に管理するというもの。既に多くのマンション管理会社から問い合わせが殺到している他、マンション管理以外の用途でも応用が期待されている。

 Smart Maintenanceを開発したのは、名古屋に本拠を置くシステム開発会社、C-UNIT SQUARE(シーユニットスクウェア)だ。同社は、今回Smart Maintenanceのサービス提供の基盤を見直し、従来利用していたIaaSから、IBMがグローバルで提供するビジネス向けIaaS基盤「IBM SmarterCloud Enterprise(SCE)」への移行を決定した。

 一体なぜ同社は、Smart Maintenanceのサービス提供に当たって、長年利用し続けてきたクラウドではなくIBMのクラウドを選択したのだろうか。システム開発、サービス企画を進めるに当たってのクラウド活用のメリットとは何か。Smart Maintenanceの企画や開発、さらには販売に携わるキーマンたちに話を聞いた。

話を聞いたシーユニットスクウェアとエフ・アイ・ティー・パシフィックの担当者 話を聞いたシーユニットスクウェアとエフ・アイ・ティー・パシフィックの担当者

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