Windows® XPのセキュリティは、巧妙化する現代のセキュリティ攻撃に対してもはや限界のレベルだ。本稿では、最新OSを選ぶべき本当の理由、移行に当たっての端末選びや各種ソリューションの知識を余すことなく紹介する。
2014年4月、Windows® XPのサポート期間が終了する。2001年にリリースされてから既に12年弱、クライアントOSとしては異例ともいえるロングセラー製品となったWindows® XPだが、あと半年あまりでその役割を終えることになる。しかし、あまりにも長く企業ITの主力クライアントOSとして使われ続けてきただけに、次期OSへのリプレースをためらう企業は多いようだ。
確かに、クライアントOSのリプレースには少なからぬコストや手間が掛かり、またユーザーの生産性も一時的に低下する恐れもある。しかし、たとえ開発元のサポートが終了することを差し置いたとしても、今この時代に、10年以上も前に設計された古いOSを使い続けることには、かなり大きなリスクがある。Windows® XPが発売された2001年当時は、今から考えればセキュリティを取り巻く状況はさほどシビアではなかった。しかしその後の12年間で、すっかり状況は様変わりした。今日、セキュリティ攻撃の手口は当時とは比べものにならないほど高度化・激烈化している。これらに対処していくには、もはや古い設計のOSでは限界なのだ。
では、Windows® XPから次のクライアントOSへ移行するに当たり、企業は具体的に何を考え、どんな行動を起こすべきなのか。現代のITを取り巻く状況における新OSに切り替える意義、新OSへの移行に当たって知っておきたいクライアント端末選びや移行ソリューションの知識など、移行に関わる準備の全てを網羅して紹介する。
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