Webサイトや業務アプリケーションを運営する管理者にとって、サービスが1回でも落ちることは、ビジネスに大きな損失をもたらす責任重大な事件である。ユーザーからの信頼を失わないために管理者にできることとは?
Webサイトへのユーザーアクセスを正確かつ効率的に処理するLB(ロードバランサ)。だが、LBの中には、その機能や精度に疑問を持つ製品も少なくない。確かに負荷分散は行われるのだが、
(1)サーバメンテナンス時にサービスダウンが発生してしまう
(2)HA構成を切り替える際にユーザーセッションが全部切断される
(3)後段のアプリケーションサーバに障害が発生していることを検知できない
(4)きめ細かな振り分け設定ができない
といったさまざまな問題が起こってはいないだろうか。多くは、「LB何てこんなもの」と考えてしまっているようだが、それは間違った常識というものだ。
アクセスは多くなくても、ビジネス上、落とすことの許されないWebサイトや業務アプリケーションは少なからず存在する。一般的にミッションクリティカルなシステムに対応したLBは高価であるため、導入に手が届かない場合は、安価なLBで我慢してしまっていた企業も多いのではないか。だが、エントリーモデルのLBであっても、こうした常識を根底から覆す製品がある。
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