電話でのコミュニケーションはビジネスに欠かせない。だが、PBXやビジネスフォンなど既存のICT設備にはさまざまな課題が潜む。企業はそれをどのように解決すればいいのだろうか。クラウドがそのカギを握っている。
ビジネスを行う上で欠かせないのが、電話によるコミュニケーションである。だが、PBX(構内交換機)やビジネスフォンなど既存のICT設備には幾つかの課題が潜んでいる。
その1つが、PBXによるオフィススペースの占有だ。PBXとその周辺設備が社内空間を占領し、従業員の労働生産性に影響を及ぼしているのだ。特に中堅・中小企業では、限られたオフィススペースをいかに有効活用するかが恒常的な課題となっている。
また、PBXの導入に関わるコストも無視できない。機器の購入費用や配線工事、設定、保守契約といった目に見えるコストはもちろん、固定資産となるPBXを管理する総務部門あるいは経理部門の業務負担も目に見えないコストとして存在する。
さらには、社内の固定電話のみでは、取引先とコミュニケーションする場所や時間が制約され、ビジネスの機会損失につながりかねない。モバイル端末の普及によってワークスタイルは変化しているが、一方で通信費の管理やセキュリティ対策など、BYOD(私物端末の業務利用)への対応に当たって企業が検討すべき課題は多い。
このように複雑化する電話のコミュニケーション環境を整理し、適切で効果的な運用を実現するにはどうすればいいのか。次項で詳しく説明しよう。
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