これだけは守りたい! PDFで安全に情報発信/やりとりする3つのポイント意外と見過ごされるPDFファイルのセキュリティ

「情報発信や社外とのやりとりには、編集できないPDFを使えば安心」という認識を持つ人は多い。しかし、単純にPDFを作成しただけでは、不正な改変を防止することはできない。

2014年03月27日 00時00分 公開
[ITmedia]

 ビジネスの現場において、社内外とやりとりされる多くの文書はPDFファイルだ。なぜならば、PDFファイルであれば、「Adobe Reader」(無料のPDF閲覧ソフトウェア)で不便なく資料を閲覧できるからだ。

 だが、ここで注意してほしいことがある。「PDFにしておけば内容が変更できない」という誤った認識である。また、意外と盲点となっているのが、PDFファイルに入っている書誌情報(メタデータ)などの情報だ。書誌情報はファイル検索には便利だが、個人や組織の情報が入っている場合がある。

 こうしたことを意識せずにPDF文書をWebに公開したり、電子メールでやりとりすると、内容を不正に改変されたり、思わぬところから個人や組織に関する情報などが漏れるリスクが発生する。

 裏を返せば、PDF文書に適切なセキュリティ設定を施しておけば、文書の改変や情報漏えいを防止することが可能だ。重要なのは、「文書をWebや電子メールで公開する際に、文書を保護すること」を文書の発行者が意識することだ。

 それでは、PDF文書の保護には、どのようなものがあり、また具体的にどのようにセキュリティを設定したらよいのだろうか。また、組織として文書の保護操作を標準化するにはどうしたらよいか。次項では、PDF文書のセキュリティ保護を実現する3つのポイントを解説する。


提供:アドビ システムズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部