「シャドーIT」を解決しながら利便性を向上 ファイル共有の注目トレンドは?求められる利便性とセキュリティのバランス

個人向けオンラインサービスを業務に利用し、情報漏えいのリスクが増大――このような「シャドーIT」の問題が浮上している。この問題を解決しながら、ファイル共有の利便性を上げるには? 注目トレンドを紹介する。

2014年04月01日 00時30分 公開
[ITmedia]

 スマートデバイスの普及が企業に「シャドーIT」という新たな問題を発生させている。シャドーITとは、管理部門の目の届かないところで社員が勝手に個人のスマートフォンやクラウドサービスを用いる「勝手BYOD」「クラウド勝手利用」の状態を言う。

 シャドーITが横行する一番の理由は、もちろん利便性が高いからである。一方で会社や情報システム部門がシャドーITを懸念するのは、言うまでもなくセキュリティ上のリスクがあるからだ。

 社員にとってビジネスを円滑に進めることが第一である。単にルールを厳格化するだけでは、生産性の低下は必至である。業務の効率化は、企業にとっても利益があることは認めるべきだ。その上で最良のセキュリティ対策を施すこと、つまり「利便性とセキュリティ」のバランスが重要である。

 しかし承知の通り、このバランスを取ることは容易ではない。本稿では、利便性とセキュリティを両立させる画期的な手法を解説しよう。

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