2015年7月に延長サポートが終了を迎える「Windows Server 2003」。企業システムの根幹を担う同OSのサポート終了が企業に与える影響は大きい。残された短い時間で確実に移行を完了できる方法を考える。
ファイルサーバやデータベース、業務アプリケーションなど、多様なシステム基盤として長らく利用されてきた「Windows Server 2003」。その延長サポートが2015年7月にいよいよ終了する。
こうした中で本格化しつつあるのが、サーバのリプレースを通じた「Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2」への移行だ。調査会社IDC Japanが2013年に発表した調査結果によると、国内で稼働するIAサーバ(x86サーバ)は約223万台で、Windows Serverのシェアは70.6%。そのうち、Windows Server 2003以前のOSで動作しているものが23.0%を占めている。2014年は急ピッチで置き換えが進むと予想されている。
この取り組みの重要性は明らかだ。サポートが終了したOSでは、新たな脅威への対応が不可能であり、セキュリティリスクの増大が避けられない。また、Windows Server 2003が導入されているサーバの多くは5年以上前のモデルであり、利用を継続した場合には、老朽化による障害リスクの増大は避けられない。
システムは企業活動の根幹を支える存在であり、サポート終了までに確実に移行を終える必要がある。では、時間的な猶予が限られる中で、どうすれば無事に完了できるのか。そこで鍵を握るのが、サーバの適切な選択や移行手法をはじめとする各種ノウハウだ。以降では、その詳細を解説していく。
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