ファイルサーバは企業にとって不可欠である。だが、運用負荷やコスト高を理由に、そのデータ保護がおろそかになっている企業は多い。求められるのはBCP(事業継続計画)に最適化した低コストのバックアップ手法だ。
多くの企業にとって、社内のさまざまなデータを保管するファイルサーバは、非常に重要なシステムの1つである。しかし一方で、バックアップ対策がおろそかになり、万が一の故障や災害時に対応できないケースは少なくない。バックアップシステムの導入や運用には、大きな負担が掛かるためだ。
TechTargetジャパンが2014年4月に実施した読者調査においても、バックアップで重視するポイントとして「運用のしやすさ」(54.5%)、「費用対効果」(50%)、「導入のしやすさ」(42.6%)、「システムの安定性・可用性」(41.4%)などが上位に挙げられていた。特に中小企業においては、優秀なエンジニアや十分な予算を確保することが難しいため、この傾向はいっそう強まることだろう。
また、スマートデバイスをビジネスに活用する社員が増え、社内でしか利用できないファイルサーバへの不満も高まっているのではないだろうか。ビジネスの迅速性・俊敏性を求め、個人向けのオンラインストレージサービスを勝手に利用するユーザーが後を絶たない。
そこで、(1)小規模オフィスでも導入しやすく、(2)安価に確実なバックアップができ、しかも(3)社外からでもデータを活用できる“一挙三徳”のファイル管理手法について解説しよう。
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