TechTargetジャパンが行った読者調査では回答者の半数が「物理/仮想化環境の両方」でのバックアップを行っている。ただ、システム上の多くの課題も判明した。解決のポイントとは?
企業システムは、第2世代と呼ばれたサーバ/クライアントの時代から、第3世代/第3のプラットフォームと呼ばれる「クラウド」「モビリティ」「ビッグデータ」「ソーシャル」の各技術で構成された時代へと急速に移り変わろうとしている。この第3世代の中核となるのが、クラウドとそれを支える「仮想化」技術だ。仮想化技術の登場によって、企業ITは大きな変革を迎えることになった。
クラウドや仮想化は、私たちに多くの革新をもたらしたが、同時にさまざまな課題も提示することになった。その1つが、バックアップ/リストア環境の変化である。
TechTargetジャパンは2014年4月、企業でITの導入や運用管理を行っている読者を対象に、バックアップ/リカバリ環境に関するアンケート調査を行った。これによれば、約半数(49.7%)の回答者が「物理環境/仮想化環境の両方」をバックアップ/リストア対象にしていると答えた。一方、この調査では、仮想化環境におけるさまざまな課題も浮き彫りとなった。
もう1つ、企業システムのバックアップ/リストア環境に影響を及ぼしたものといえば、やはり2011年の東日本大震災である。事実、前述の調査によれば、「リスクマネジメント」「BCP/DR対応」を環境構築の目的として挙げた読者が、いずれも半数(複数回答)を超えた。
変革期を迎えた企業システムにおいて、バックアップ/リカバリ環境の課題とは何か。仮想化環境における留意点はどこにあるか。本稿では、それらの課題を解決する最新のストレージ技術とソリューションについて、詳細を解説しよう。
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