社内ネットワークに接続するファイルサーバの運用管理に苦労する管理者は少なくない。データ量と管理労力は右肩上がり。そんな悩みをどう解決するか。不動産情報大手「アットホーム」の事例に学ぶ。
LANやWANといった社内ネットワークに接続するファイルサーバを、現場での業務に必要なデータの保存場所として活用している企業は多い。各部門の活用法はさまざまで、ときにシステムの運用担当者の想像を超えることもある。蓄積されるデータの総容量は、増えることはあっても少なくなることは、まずない。
だが、ファイルサーバとして一般的に使われているNAS(Network Attached Storage)で容量を追加するのは、意外と面倒なものだ。RAID構築からボリューム構築、データバックアップなど、さまざまな作業が必要になるからである。365日24時間、どこかでファイルサーバが利用されているというのはごく普通のことであり、容量追加のためにシステムを止めるのは、決して容易ではない。ダウンタイムとそれによる損失を最小限に抑えるために、各現場との細かな調整は欠かせない。
ファイルサーバの容量追加をもっと柔軟に、かつ運用管理をもっと楽にすることはできないものか。これは、多くの企業のIT担当者が抱える悩みであると考えられる。
不動産情報大手のアットホームもまた、ファイルサーバ管理を課題とする企業の1つだった。だが同社では、これまでファイルサーバとして利用してきたNASのリース切れをきっかけに、ある製品へのリプレースを実施。結果、これまでの不満を見事に解消できたという。アットホームは何をいかなる基準で選んだのだろうか。同社情報システム部の担当者に話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:図研ネットウエイブ株式会社/EMCジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部