コストとパフォーマンスがネックとなり仮想デスクトップインフラ(VDI)導入をとどまる企業は多い。だが、利用形態や用途を特定することで低コストかつ高パフォーマンスなVDI導入が可能になる。
ここ数年の間で、急速に普及したエンタープライズITの1つがデスクトップ仮想化インフラ(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)だ。旧来のシンクライアント技術は「セキュリティ要件を満たすために、割高を承知で導入するもの」というイメージが強かったが、サーバやストレージ製品の価格性能比が急速に向上したことで、クライアントPCのリプレース手段として一般企業にとっても身近なものになってきた。
とはいえ、クライアントPCの高性能化と低価格化も同時並行で進んでいるため、VDIのコストやパフォーマンスがネックとなって導入に踏み出せずにいる企業は多い。TechTargetジャパンが2014年1月に実施したアンケート調査「サーバ仮想化/デスクトップ仮想化の導入に関する読者調査」によると、「デスクトップ仮想化製品を選択する際に重視する点は?」という質問に対して最も多かった回答が「性能/パフォーマンス」、そして次点が「ROI/費用対効果」だった。「もう少しパフォーマンスが出て、かつコストが安ければ、うちでも導入できるのに……」、そう考えている企業が多いことがうかがえる。
実は、このコストとパフォーマンスに関する懸念を、かなりの割合で払拭できる方法がある。これまで、エンタープライズ用途で使えるVDI製品というとわずかなものしか知られていなかったが、特定の業務システムやグラフィックス処理を行うパワーユーザーにとっては、低コストかつ高パフォーマンスを発揮するVDI製品が存在する。以降で詳しく紹介しよう。
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