シード・プランニングは、国内のビデオコミュニケーション市場の市場調査の結果を発表した。クラウドやスマートフォン、タブレットなどにより、企業のコミュニケーションが変わりつつある。
シード・プランニングは2015年3月31日、国内ビデオコミュニケ−ション市場の将来展望に関する調査結果を発表した。国内のビデオコミュニケーション市場は、2015年に2014年比104%の454億円になると予想する。
市場ごとの国内シェアをみると、2013年と変わらず、ビデオ会議ベンダーはシスコシステムズ、Wed会議メーカーがブイキューブ、ビデオ会議の多地点接続装置(MCU)市場ではポリコムジャパンが1位となった。
2020年には、ビデオコミュニケーション市場は既存市場の約3倍となる2070億円程度に拡大するとシード・プランニングは予想する。最近では、スマートフォン向け無料通話アプリケーションが普及し、グループウェアなど他のアプリケーションにビデオ会議機能の搭載が進むなど、コミュニケーション手段が多様化。特別なハードウェアやソフトウェアを介さずコミュニケーションを取れるようになってきたことが、市場成長の原動力になると同社は指摘する。
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