1000台以上の仮想マシンが稼働する大規模な仮想環境が増えてきた。一方で、そうしたバックアップ環境の課題もより顕著になっている。第三者調査機関が実施した調査結果から最適な製品選びのヒントを探る。
バックアップ/リストア環境の処理速度や混在環境における運用問題は、仮想環境の普及でより一層複雑さを増した。特に1000台以上の仮想マシンが稼働する大規模な環境が増えたものの、その変化にバックアップシステム側の処理速度や管理者の運用が追い付いていない。
TechTargetジャパンが会員を対象にした「バックアップ・リカバリ環境に関する読者調査」(調査期間:2015年2月9日〜3月8日)では、そうした企業の現状が明らかになった。この調査で、現在導入している製品・サービスの満足度を聞いたところ、不満と答えた企業のうち64.7%は「バックアップ処理に時間がかかる」と回答。続いて「運用・保守における人的負荷が大きい」「リストア処理に時間がかかる」「事業継続計画/災害復旧への対策が不十分」との声が上がった。
バックアップ対象が増えるほどに顕著化するこれらの課題は、どうすれば解消できるのか。本記事は、第三者調査機関が実施したバックアップ関連製品のベンチマークテストを見ながら、特に大規模な仮想環境に最適な製品選びのヒントを探る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社シマンテック
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部