AWSのクラウドストレージを標準サポートする最新のバックアップ基盤とは特別なスキルは不要

仮想化やクラウドをはじめとした多様なインフラ基盤は、バックアップ環境を複雑にしている。だが、クラウドをうまく活用することでバックアップタスクに掛かる運用の手間やコストを削減することができる。

2015年05月21日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 仮想化は今や企業システムを支えるインフラ技術としてすっかり当たり前の存在となり、多くの企業ではシステム更新のタイミングで徐々に自社のシステム基盤を物理環境から仮想環境へと切り替えている。さらに進んだ企業では、既に仮想化への移行を大方終えて、次なる目標である自社インフラのプライベートクラウド化、あるいはパブリッククラウドを自社インフラに組み込むハイブリッドクラウドの導入を進めている。

 しかし、こうしてインフラが多様化するにつれ、その運用面では新たな課題が持ち上がりつつある。特に顕著なのがバックアップタスクの複雑化だ。物理環境と仮想環境、クラウド環境が混在し、バックアップ先メディアもHDDやテープに加え、近年ではクラウドストレージを活用するソリューションも登場している。このようにバックアップを取り巻く環境は複雑さを増しており、もはや従来のバックアップ運用では限界が生じつつある。特に、システム運用に多くの費用や人手を掛けられない企業にとって、これは深刻な問題だ。

 そうした課題に応えるべく、バックアップソリューションのロングセラー製品がこのほど大幅な進化を遂げた。ハイブリッドクラウド時代を見据えた数々の新機能を搭載したその特徴を詳しく見ていこう。

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