一流ホテルも満足のおもてなし 「持たざる」PC運用の“割り切り”とはもうPC管理に振り回されない

ブライトンコーポレーションでは、経営体制の変更を機にPC環境を刷新。運用体制を大きく省力化したことで、これまで手が回らなかったセキュリティやインフラの構築に注力できるようになった。成功のポイントを探る。

2015年07月28日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 企業のIT担当者にとって、「クライアントPCの運用管理」は手間が掛かる割にビジネスへの貢献度が見えにくい作業の代表格と呼べるものだ。特に人手が少なくPCの運用管理に人数やコストを割く余裕のない企業では、普段のPC運用はユーザー任せになりがちだ。その結果、各ユーザーによる勝手気ままな運用からガバナンスやセキュリティ上のリスクを招き、かえって対応に手間が掛かってしまうという悪循環に陥ってしまう。

 では一体どんな手を打てば、限られたリソースの中でクライアントPCの運用管理を効率よく行い、かつガバナンスが効いた運用を維持できるのだろうか? こうした課題を、これまでにない一見ユニークなサービスを採用することでクリアした企業がある。千葉県浦安と京都、大阪で5つのホテルを運営するブライトンコーポレーションは、混迷を極めていた社内のクライアントPC環境を、経営体制の刷新とWindows XPのサポート切れというタイミングを機に一斉に整理した。

 本稿では、ブライトンコーポレーションの事例を基に、「低コスト」「シンプル」「安全確実」なクライアント環境を一気に実現する方法を紹介する。

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