データベース製品の利用状況は? コスト、スキル、運用管理に課題データベースに関する調査リポート

TechTargetジャパンは2015年5〜6月、「データベースに関する読者調査」を実施した。調査結果からはデータベースの導入・検討状況、業務利用の状況が明らかになった。

2015年07月31日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 TechTargetジャパンは2015年5〜6月、TechTargetジャパン会員を対象に「データベースに関する読者調査」を実施した。調査結果からは企業のデータベースの導入・検討状況、業務利用の状況が明らかになった。本稿では、その一部を紹介する(全ての結果を記載したリポートは、文末のリンクから会員限定で閲覧可能)。

調査概要

目的:TechTargetジャパン会員のデータベース製品の導入状況について調査するため

方法:Webによるアンケート

調査対象:TechTargetジャパン会員

調査期間:2015年5月11日〜6月5日

有効回答:295件


OracleとSQL Serverが他を大きく引き離し、MySQLとPostgreSQLが追撃

 勤務先の企業で使用しているデータベースソフトウェアについて聞いたところ、「Oracle Database 11g」が38.6%でトップ。「Microsoft SQL Server 2008/R2」(35.9%)、「MySQL」(35.9%)が続いた(図1)。ただし、Oracle Databaseの各バージョン(12c、11g、10g、9i以前)を合算した場合は、Oracle Database全体で61.7%、Microsoft SQL Serverの各バージョン(2014、2012、2008、2005以前)を合算した場合は、Microsoft SQL Server全体で63.0%となる。

図1 図1:使用中のデータベースソフトウェア《クリックで拡大、以下同じ》

コスト、スキル、運用管理が課題に

 データベースを運用する上での課題としては、「導入・保守コストが高い」が38.3%で最大の課題になっていることが分かった。「社内担当者のスキルが足りていない」(35.9%)、「運用管理に手間がかかる」(30.5%)、「データベースの統合ができない」(25.8%)も課題の上位に挙がった。

図2 図2:データベースを運用する上での課題

 データベースを選定する際にはどのような点に注意しているのだろうか。調査では、「運用管理のしやすさ」(63.4%)と「導入・保守コスト」(62.0%)が他の項目を大きく引き離す結果となった。これは、前述の課題と同様に、データベースソフトウェアの運用やコストに強い懸念を抱いていることが見て取れる。

図3 図3:データベースの選定時に注意するポイント

 その他、回答者の詳細な属性や、今後予定/検討しているデータベース製品の導入形態、データベース関連で導入予定/検討している技術など、本稿で紹介できなかった内容も含めた調査リポートの完全版を提供している。以下から詳細なアンケート結果が無料ダウンロードできるので、ぜひ確認していただきたい(TechTargetジャパン会員限定)。


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