「絶対開くな」と叱るだけでは無理、標的型攻撃メールの現実的な対策とは「疑わしきは見せず」で攻撃メールに対処

標的型攻撃をはじめ、サイバー攻撃の起点として広く使われている「メール」。自然な文面のメールに未知のウイルスが添付されていた場合、対処は困難だ。解決策はあるのか。

2015年09月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 最近被害が続々と明らかになった標的型攻撃をはじめ、サイバー攻撃は後を絶たない。不正送金を行うマルウェアやID/パスワードを盗み取るフィッシングメール、ユーザーのデータを人質にとって金銭を要求するランサムウェアなど、その種類はさまざまだ。その起点として最も広く使われているのが「メール」である。

 攻撃に使われるメールの出来はますます巧妙になっている。「医療費通知のお知らせ」という件名のメールによる攻撃の被害が報じられた今ならば、疑いを持たずにこうしたメールを開く人は少ないだろう。だが「マイナンバー関連の手続きについて」「人事情報」といった件名のメールならばどうだろうか。

 メールを開かずにビジネスを進めることは不可能に近い。だがメールを悪用した攻撃は巧妙化する一方だ。回避が極めて難しいと考えられてきたメールの脅威。実は、効率的かつ効果的に対処できる手段が存在するのをご存じだろうか。その具体像を紹介しよう。


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