企業ストレージの課題を解決するクラウドの仕組みとは?堅ろうかつ安価なバックアップ基盤の構築術

企業で生み出されるデータは右肩上がりの増加を続け、ストレージの運用に悩まされるIT担当者は数多い。この課題克服に向けた効果的なアプローチとは。

2015年09月29日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ストレージ運用のためのコストや手間に悩むIT担当者は数多い。その理由としてまず挙げられるのが、業務でのIT活用が進んだことで文章や画像、映像などの非構造化データが日々大量に作成されるようになったことだ。また、IoT(Internet of Things)といったキーワードに代表される、各種センサーやログデータを活用する機運の高まりもデータの増大に拍車を掛けている。それらデータが絶えず生成され、かつセンサーの数も膨大なことから、データ総量は結果として膨大なものとなる。

 こうしたデータは一度生成されると、たとえ利用頻度が低くとも廃棄しにくい。法規制面から長期保存が義務付けられたデータも保持する必要があるのだ。多種多様なデータ管理のために、オンプレミスのストレージ容量を追加し続けてきたことが、IT部門の悩みの根底にある。この手法では、ストレージのコストや管理の手間は増す一方だ。

 ITの戦略活用という本来業務のためにも、IT部門として現状を容認できないはずである。そこで本稿では、従来のデータ管理の在り方の抜本改善に向けた新たなアプローチを提示したい。


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