クラウド普及を背景に、クラウドストレージでは移行ノウハウの蓄積が進んでいる。ただし、忘れてはならないのは、移行後の運用段階にも課題が存在することだ。
国内でもクラウドサービスが、いよいよ本格普及期に入ってきた。とりわけ、利用が急拡大しているのが、クラウドストレージである。背景には、企業活動を通じて生成されるデータが増加の一途をたどる中、その利用を通じて、低コストかつ容易にデータ管理基盤を整備できることがある。
例えば、データの保管ニーズに柔軟に対応できる点がある。必要になるタイミングで、ストレージ容量を柔軟に追加できることは大きなメリットだ。余剰ストレージが生じにくい分、無駄なコストも発生しにくく、拡張性に優れ、かつ運用管理の負担からも解放される。
しかし、クラウド利用で忘れてはならないのは、クラウドへのデータ移行後に直面する課題も少なくないことである。本稿では、それらへの対処法をストレージベンダーのキーパーソンへのインタビューから考察する。
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