破壊的な自然災害が増加する昨今、企業システムやデータの災害対策は真剣に考えるべきである。本稿では企業を取り巻く自然災害のリスクと課題を整理するとともに、いざというときに後悔しない対策法を紹介する。
自然災害リスクが高まっている。内閣府の防災情報ページによると、世界では毎年、約1億6千万人が被災し、約10万人の命が奪われるとともに、約400億ドル以上の被害額が発生しているという(1970年〜2008年の平均)。最近の10年間の状況は以前より悪く、1970年代と比べて発生件数、被災者数ともに約3倍に増加している。
とりわけ大きな被害を受けているのがアジアだ。世界全体に占めるアジアの被害状況を近年に絞って見ると、発生件数で世界の約4割、死者数の約6割、被災者数の約9割、被害額で約5割をアジアが占めるという。アジアの中にある日本は、自然災害と戦う宿命を帯びているといえるだろう。こうしたリスクにどう対応すべきだろうか。
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