クラウドは今、IaaS中心の費用対効果を重視する段階から、SaaS中心のハイブリッドクラウド活用へと進み、さらに高度な分析技術を活用した価値創造の段階へと進もうとしている。また、顧客対応アプリは100%モバイルファーストで開発されるようになっていくともいわれている。
クラウドの役割が初期のコスト中心の段階から、イノベーションを志向する段階へと移行しつつあり、今後クラウドはビジネスに不可欠のものとして、高付加価値のソリューション、高度な分析ツール、IoT(Internet of Things)と連携しつつ、ビジネスバリューを高めるために成熟していく。
本Webキャストは、IBMのクラウドイノベーションフォーラムの内容をまとめたものである。豊富な事例とエピソードでクラウドとモバイルの2つのコア技術が現在、そして近い将来、デジタルビジネスをどう変化させ、企業経営者や幹部はその変化をどのように捉えたら良いか、その指針を示している。
ここでは、IT分野における4つの原則を提示している。第1は、自社にあった一貫性のある選択肢を企業は選択すべきこと。第2は企業向けのハイブリッドクラウドの活用。第3はDevOpsの生産性への取り組み。第4はモバイルファーストである。
この実例として、海外からは気象予報のThe Weather Companyがクラウドをどう活用しているかを紹介している。また、国内からはアドテク分野からインフォバーンの取り組み事例について解説がされている。
※本Webキャストは2015年10月21日に行われた「IBM Cloud Innovation Forum」の内容を収録したものです。
2015年10月21日に開催された「IBM Cloud Innovation Forum」は、CIOやIT部門を率いる責任者が自社のビジネス変革の取り組みをリードし貢献するために、多様な視点やヒントを紹介するイベントです。次世代ビジネスに実際に取り組んでいるユーザー、パブリッククラウドとプライベートクラウドを適材適所で併用するハイブリッドクラウドを実践しているユーザー、ハイブリッドクラウドにより運用効率向上やIT業務の進化を遂げているユーザー自らが登壇しました。「IBM Cloud Online Seminar」では、同イベントのバーチャルショールーム版を公開中です。
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