Microsoft AzureでもHAクラスタを──クラウドで可用性を高めるための確実な選択肢とはクラウド業界のキーパーソンが対談

企業におけるクラウドの利用が拡大している。今や高い信頼性が求められるシステムをクラウドで動かすケースも多い。止まることが許されない環境をクラウドでどう構築するか? キーパーソンが語り合った。

2015年12月01日 10時00分 公開
[綿谷禎子TechTarget]

 「Microsoft Azure」は2008年に発表され、2010年1月に正式運用を開始したクラウドプラットフォームだ。その2010年から現在までに、クラウドは単なる開発環境のプラットフォームとしての利用から、企業の本番運用システムを稼働させるプラットフォームとして利用されるまで信頼性を獲得してきた。

 特にMicrosoft Azureは2014年2月に東日本と西日本の2カ所にデータセンターを開設したことで日本企業の利用が急増した。国内のデータセンターを選べるようになったことで、コンプライアンスやセキュリティのポリシーでデータを国外に持ち出せないような業種や企業であっても、低コストで柔軟な構成を組め、クラウドのメリットを得ることができるようになったのだ。東日本と西日本の両拠点を生かす形でDR(災害対策)の構成を組むこともでき、BCP(事業継続)に取り組む企業にとっても使いやすくなっている。

 このような環境の進展によって企業側の意識が変化し、今後はオンプレミスと同様に企業の根幹を担う基幹システムをMicrosoft Azureで運用するケースが増えると予測される。その際に気になるのはクラウドでオンプレミスと同様の高い可用性を確保できるかだ。

 日本マイクロソフトはこのような企業ユーザーのニーズにどう応えるのか。同社と、同社パートナーサイオステクノロジーのキーパーソンが語り合った。


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