企業でモバイルを導入するとき、「客先の打ち合わせで本社サーバにアクセスしてその場で決断からの商談成立」をイメージしがちだ。しかし、慌ててはいけない。成功のカギは「モバイルを不安に思う人」にあるからだ。
モバイル利用は急速に拡大している。企業においてもモバイル導入を考える割合が増えている。しかし、いざ導入の検討となると、セキュリティや利用する社員のスキルに対する不安、そして、何より、業務のどこにモバイルを導入し、そのような業務改善を実現できるのか、という具体的なメリットを提示することも重要だ。
すでにモバイル機器を導入したものの、そのメリットと可能性を十分に生かせていない企業も比較的多い。IDC Japanが2015年3月に実施した調査結果によると、54%の企業がスマートデバイスを導入済み、または、3年以内に活用予定としている一方で、83%の企業がメールとスケジュール管理以外で使っているモバイルアプリケーションが2つ以下に過ぎないという。
このような状況において、企業におけるモバイル活用を成功させるには、だれもが納得できる分かりやすい効果を示す必要がある。また、セキュリティやコンプライアンスについても当然ながら意識する必要があり、モバイルデバイスにおける使い勝手の良さとモバイル故に必要となる強固な防御を両立するという難しい対策が求められる。
この難しい課題に有効な解決策はあるのだろうか。この課題を克服してモバイル導入に成功した企業の事例から、その具体的な方策を見いだしてみよう。
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