法人ユーザーが長年使いたくなるPCメーカーの条件ASUSは昔からトップブランド

名選手が名監督でないのと同じように、パワーユーザーが高く評価するクライアントPCが法人でベストなモデルとは限らない。そして、価格だけを重視する法人ユーザーももういない。ビジネスが求めるPCの条件とは。

2015年12月17日 10時00分 公開
[山口真弘TechTarget]

インテル第5世代Core i3プロセッサー

ASUSが日本で本格的にASUSPROを投入する第1弾モデルとして登場した「ASUSPRO ESSENTIAL P2420LA」が搭載するプロセッサーの「インテルCore i3-5005Uプロセッサー」は14ナノメートルプロセスルールを採用した「Broadwell」(開発コード名)こと第5世代CoreプロセッサーファミリーでTDPを15ワットまで抑えたスリムなモバイルPC向けのプロセッサーだ。一方、コストパフォーマンスに優れたCore i3プロセッサーは法人ユーザーが重視する価格競争力の強化を実現する

 企業が導入した業務で使うPCの評価は、スペック表やベンチマークテストのスコアが示す“第一印象”だけで決めることができない。日々続く業務を止めることなくこなすことができる安定性と、問題が発生したときに頼ることになるメーカーのサポートがもたらす安心感も重要だ。評価軸が異なるが故に、同じクライアントPCや同じPCメーカーであってもその評価は個人向け市場と法人向け市場とではだいぶ異なってくる。

 数多くのレビューやSNSなどの口コミでモデルの評価に関する情報が得やすい個人向けPCやそのPCメーカーとは異なり、法人ユーザーが求める評価軸でクライアントPCやPCメーカーを評価した情報はなかなか目にすることが少ない。では、法人で使うクライアントPCを探している企業の機器導入担当者はどのような情報を頼りにすればいいのだろうか。

 その最も有力な情報の1つが「実際に使っているユーザー」、それも「そのメーカーのクライアントPCを長期にわたって使っている企業ユーザー」に直接聞いてみることだ。

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