モバイル化に伴い突き付けられる新たなセキュリティ課題の数々。「Enterprise Mobility Suite」(EMS)を導入すればうまくいくのか? IT担当者の「そこが知りたい」に答える。
スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスの普及、さらにはクラウドの進展に伴い、企業でもモバイルとクラウドへの取り組みが本格化し始めている。その中で、多くの企業で課題になっているのが、既存のオンプレミスのシステム環境に、モバイルやクラウドをどう展開し、運用管理していくかという点だ。
こうした課題を解決するソリューションとして注目を集めているのが、日本マイクロソフトの「Enterprise Mobility Suite」(以下、EMS)である。EMSは、ユーザーID管理、デバイス管理、データ保護の機能を1つにまとめて提供し、クラウド環境におけるモバイルデバイスの運用管理を包括的にサポートするスイートソリューションとなっている。
一方で、EMSの導入を検討しているがどう進めたらよいのか分からない、導入したもののうまく機能を活用しきれていないなどの悩みを抱えている企業も少なくないのが現状だ。本稿では、EMSの導入に踏み切れない企業、またEMSをさらに使いこなしたい企業に向けて、そのベストプラクティスを紹介する。
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