多くの企業が膨大なデータを長期的に保存することへの重要性を認識しつつある。より大容量、高信頼、かつ低コストなストレージシステムとして、テープストレージが再び注目を集めている。その技術動向を紹介する。
近年、業種を問わず社内で扱うデータ量の増大が続いている。さらに多くの企業においてコーポレートガバナンスの強化や将来的なビジネス価値を見いだすために、膨大なデータを長期的に保存する重要性も高まってきている。
しかし、大量のデータを長期保存するのは簡単なことではない。まず長期間にわたってデータを保護するために、高信頼性のストレージメディアが求められる。例えば、保管中にデータが消失しないようなセキュリティ対策や、より寿命の長いメディアの採用などが考えられる。そして、データ量の増大に伴うランニングコストを含めたTCO(総所有コスト)削減も大きな課題となっている。
こうした市場背景の中、より大容量で、より信頼性が高く、より低コストの長期保存ストレージシステムとして注目すべきなのが、テープストレージだ。現在の最新の標準規格「LTO-7」は前世代(LTO-6)と比べて性能が大幅に向上している。今、テープストレージに再注目すべき理由とその最新技術を紹介する。
提供:富士フイルム株式会社
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