国内拠点も海外拠点もPCを一元把握する管理サービスの導入メリット「海外拠点のことなので」は言い訳にできない時代だから

グローバル展開を進める企業にとって、各国のPCのセキュリティをいかに確保するかは悩ましい課題の1つだ。海外だろうと規模が小さかろうと対応が不十分であれば、経営に深刻な影響を与えてしまう。

2016年02月01日 10時00分 公開
[岡崎勝己TechTarget]

 経済活動のグローバル化を背景に、今や大企業のみならず、中堅・中小企業でも、国境を越えた生産や販売活動が当たり前になった。海外に進出した企業においても、業務における作業効率の向上は必須となる。そのための模索が、世界の至るところで進んでいる。

 このような状況において、企業で経営課題の1つになっているのが、グローバル展開におけるセキュリティガバナンスの確立だ。物理的に離れた拠点同士が連携して業務を進めるに当たり、各種システムをはじめとするITが欠かせない。中でも事業基盤であるシステムには、多様な機密情報を格納しており、これが社外に流出すれば、経営面で深刻なダメージを被る。例えば、顧客情報の流出であれば、企業イメージと信頼性の失墜は避けられず、被害者への金銭的な補償も求められる。技術情報であれば、長年かけて築き上げた自社製品の強みが急速に陳腐化する可能性もある。

 これらのリスクに対応するために、企業ではこれまで、海外拠点を含めたシステムのセキュリティ強化に力を入れてきた。企業の中には情報セキュリティ責任者を置くところも多い。

 だが、こうした取り組みの一方で、対策が後回しになりがちなものもある。それが、現場で使用しているクライアントPCのセキュリティ管理だ。その理由と、脱却に向けた具体的な施策を探る。


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