「15分以内に復旧させよ」、企業が直面するアベイラビリティの課題をどう解決するか中堅・中小企業の仮想環境におけるバックアップの悩みを解決

仮想化が広く浸透し、ITへの依存を高めつつある今日において、データ保護は必須だ。だが、柔軟性に欠ける既存バックアップへの不満は多い。中堅・中小企業でも使いやすい仮想化環境向けバックアップソフトを探る。

2016年03月18日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 企業がビジネス活動を継続していく上で、ITシステムやさまざまなデータの存在はなくてはならないものになってきている。これに伴い、企業のITシステムには、今まで以上に高い信頼性と安定性が求められるようになってきた。利用の広がる仮想化環境においても同様だ。例えば、何らかの障害でITシステムが1時間でも止まってしまった場合、あらゆる業務に重大な悪影響を及ぼすことになりかねない。

 特に中堅・中小企業では、ITシステムや企業データのアベイラビリティ向上を図るため、仮想化環境向けバックアップソリューションの導入が急務となりつつある。しかし、中堅・中小企業にとっては、従来型のバックアップソリューションは導入へのハードルは非常に高く、多くの企業がコスト面や運用面の問題で頭を悩ませているのが実情だ。

 こうした状況の中、低コストで、迅速かつ容易にITシステムのバックアップ/リカバリーを実現する革新的な製品が登場した。海外では既に18万社以上の導入実績があり、今後、国内でも中堅・中小企業を中心に導入の拡大が見込まれている。本稿では、ITシステムのアベイラビリティ向上のベストプラクティスとして期待が高まっている、新世代のバックアップ/リカバリー製品について紹介する。

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