「モンスト」は“執務エリアの外”で生まれた――急成長ミクシィに聞く「革新的チームのつくり方」利益を生むワークスタイル変革

モンストが絶好調で急成長中のミクシィ。そんな同社の躍進劇を支えたのが新しいワークスタイルだ。たった数人から始まったチームが全社を支える一大プロジェクトに育った背景をミクシィ「はたらく環境課」に聞く。

2016年03月22日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「モンスターストライク」(モンスト)の人気が止まらない。2013年10月に提供をスタートし、15年5月には世界累計3000万ユーザーを突破。App Annieが2015年に発表したモバイルアプリ市場レポートによれば、モンストはゲームカテゴリの収益ランキングで世界2位を記録している。

 そんな同アプリを生み出したミクシィにとって、2013年ごろは苦境の時期だった。同年の4〜6月期には上場来初の赤字を記録。「なんとかしなければ」――同社の誰もがそう考えていた時期に生まれたのがモンストだ。同アプリの大ヒットで、翌年同期の連結決算では売上高493%増の大幅V字回復を達成。それ以来も業績を伸ばし続けている。

ミクシィの売上高の推移

 これほどの大ヒットアプリならば、きっと全社肝いりの大型プロジェクトで生み出されたに違いない――モンストの“活躍劇”を見ると誰もがこう想像するだろう。しかし、その思いを胸に同社社員に話を聞くと、意外な答えが返ってくる。


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