SAPユーザーが選ぶべき、パブリックでもない、ホスティングでもない“本気の基幹用クラウド”とは脱オンプレミスを第3のクラウドで、コスト3割減を見込む

「SAP ERP」をクラウドで検討するケースが増えてきた。オンプレミスに可用性や安心感を求めてきたユーザーは、パブリッククラウドでもない、ホステッドクラウドでもない“第3のクラウド”に注目している。

2016年03月30日 10時00分 公開
[廣瀬治郎TechTargetジャパン]

 企業システムのクラウド化が進む中、標準的なERPパッケージである「SAP ERP」も、クラウドへの移行を検討するユーザーが増えている。特に欧米では、単に開発環境やテスト環境だけでなく、本番環境もクラウドで実装しようという動きが強く、本格的な“SAP ERPクラウド”の導入が進められている。

 SAP ERPをクラウドで展開するに当たって、最も重要なことは、どのクラウドを選ぶかという点だ。安価なパブリッククラウドか、それともオンプレミスに近いホステッドプライベートクラウドを選ぶか。あるいは、これらとは異なる、より最適なクラウドが存在するのだろうか。

 超高速にアプリケーションを処理できるインメモリデータベース「SAP HANA」の登場によって、SAP ERPの活用方法にも変化が現れるといわれる。SAP ERPと非常に親和性の高いPaas「SAP HANA Cloud Platform (HCP)」も登場しており、今後はSAP ERPの別次元への広がりが注目されている。本稿では、専門家が語り合ったSAP ERPのクラウド化のポイントについて紹介する。


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