新しいDWHプラットフォームを導入しても、期待していたほどのスケールアウトができなかったり、カタログスペックの性能が出ていなかったりすれば意味がない。その不安を事前に解消する方法はないのだろうか。
現在、デジタルマーケティングの領域においては、従来の「広告軸」でのデータ分析から、「ヒト(オーディエンス)軸」でのデータ分析へと大きくシフトしつつある。顧客接点をヒト軸で把握することにより、ユーザーの接触履歴を個別に可視化・分析できる。結果、今まで難しかった潜在顧客層に向けたマーケティング展開が可能になりつつあるのだ。
しかし、ヒト軸でのデータ分析へのシフトは、そう簡単にはいかないのが実情だ。インフラの観点から見ても、ヒト軸のデータを分析するためには、数十億行にも及ぶ膨大なデータを高速に処理できるデータウェアハウス(DWH)プラットフォームが必要不可欠であり、データ量の増大に合わせて柔軟にスケールアウトできる拡張性も求められる。
こうした背景の中で、マーケティングプラットフォーム「アドエビス」を提供するロックオンは、新しいDWHプラットフォームを導入し、個々のユーザーの行動分析を可能にする新サービス「オーディエンスエビス」を開発。2016年2月にリリースした。
本稿は、ロックオンがこの新しいDWHプラットフォームを選定したポイントや、短期間でのサービス開発・リリースを実現できた理由などを紹介する。
提供:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
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