ファイルサーバ レコーディングダイエット法の知られざる威力人間と同じ?

肥大化するファイルサーバはシステム管理者の頭痛の種。ユーザー部門の意識を高め、リソースの浪費を防ぐために効果的な取り組みを紹介する。

2016年06月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「ファイル数が500万件も」「10TBを超えた」ファイルサーバの肥大化は、システム管理者なら誰もが抱えている、頭の痛い問題であろう。

 「不要なファイルは削除してほしい」とユーザー部門に再三要請しても、「忙しいから、後で……」「私のファイルは全部重要だから消せない……」「ファイルの持ち主が異動・退職してしまって」「そもそも不要ファイルってどれ?」などいろいろな理由を付けられて、対応は後回し。HDDやサーバ増設を検討せざるを得ない状況に陥っているケースは少なくない。

 そこでご紹介したいのが、ファイルサーバのレコーディングダイエット法だ。人間のダイエット成功の鉄則は、体重や摂取カロリーといった毎日の数字の変化を記録(レコーディング)し「見える化」することだ。これと同じ手法で、ファイルサーバの“体重”や“脂肪”の推移を数字で定期的にレポーティングすることで、ユーザー部門の意識を改革する。意外や意外、ファイルサーバのダイエットに、短期間で劇的な効果をもたらしている事例も出始めているという。

 では、このファイルサーバのレコーディングダイエット法を効率的に実践するには、どのようにすればいいのだろうか? 短期間で44%もの容量削減に成功した事例を交え、次のページで詳しく紹介していく。

※本稿は、キーマンズネットからの転載記事です。


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