IoTの普及が製造業の現場においてもビジネスモデルの変化を促している。この変化の中で顧客に新たな価値を提供するためには何をすべきだろうか。ERPを核としたビジネス基盤作りをするためのヒントを探る。
日本の製造業の70%が海外進出を果たしている今日、グル―バルにおける経営実態の把握が課題となっている。製造業においてはERPパッケージを活用し、業務シナリオをベースに業務の標準化を図り、グローバルテンプレートとして海外拠点へと展開することが求められる。
IT基盤を統合し、生産・販売・会計などの業務をグローバルに標準化するためには、市場に普及しているERPなどを軸にさまざまなシステムとリアルタイム、かつ有機的に連携することが重要だ。例えば、ある農機具メーカーはトラクターから収集した情報からパーツの交換時期を予測することで、顧客に新たな価値を提供している。
このようにIoTの普及により、今後の製造業のビジネスモデルは大きく変わると予想される。本コンテンツでは、製造業のノウハウを生かしたERPパッケージにより、グローバル化とIoTに対応した基盤作りをするためのポイントを紹介する。
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