SAPシステムの運用コストを40%削減、タマホームに学ぶ基幹系のクラウド移行術3社提供ホワイトペーパー

住宅の施工・販売業者のタマホームは、SAPシステムの運用コスト増大に対応するため、大規模なシステムをクラウドに移行した。運用コストを40%削減したという同社の事例を基に、ミッションクリティカルな基幹系のクラウド化に成功するためのヒントを探る。

2016年06月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 住宅の施工・販売業者のタマホームは、「より良い家をより安く」をモットーにしたビジネスで成功を収めているが、ITインフラの運用においては大きな課題を抱えていた。急速な事業成長に伴うシステムの肥大化が、コストと工数を増大させていたのである。

 同社が目指す高品質かつ低廉な「ローコスト住宅」を提供するためには、大幅な工期の短縮が求められる。その実現のためにオンプレミスでSAPシステムを構築していたが、やがてそのコストが増大し始めた。リソースの増強にはサーバの追加が必要だが、その投資に見合う効果が得られるのかは疑問だった。

 そこで同社は、FI/CO、SD/MM、PS、BWなど多様なモジュールで構成された大規模SAPシステムをクラウドに移行するという決断をした。本コンテンツでは、運用コストを40%削減したという同社の事例を基に、ミッションクリティカルな基幹系をクラウド化するためのポイントを紹介する。