「SAP HANA(R)」をIaaSで構築、世界で戦うビジネス基盤の選び方日本企業の海外進出を支えるクラウド基盤

「SAP HANA®」のクラウド構築ニーズが高まっている。グローバル戦略に目を向けているユーザー企業には、SIerはどのような観点でプラットフォームを提案すべきだろうか。

2016年08月12日 10時00分 公開
[ITmedia]

 私たちが生活する社会は、デジタルデータやデジタルデバイスに大きな恩恵を受けるようになった。ビジネスにおいても、デジタル化された情報を基に新たな経済現象を生み出す「デジタルエコノミー」が、世界中で新風を巻き起こしている。配車サービス「Uber」や民泊サービス「Airbnb」などは、技術とアイデアで成功を収めたデジタルエコノミーの先駆者として知られる。

 変化の激しいビジネス環境で多くの企業が淘汰(とうた)される中、日本企業が世界を相手に戦うには、ビジネス基盤をITありきの仕組みに置き換えていく「デジタルトランスフォーメーション」が不可欠だ。

 つまり、従来のERP(統合業務)やCRM(顧客関係管理)などの基幹系システムのように「トラディショナル」なITを効率化して“守り”を固めつつ、IoT、ビッグデータ、アナリティクス、モバイルといった市場の変化を受け止める「クラウドネイティブ」なシステムを取り入れて“攻め”に転じることが重要だ。

 攻めに転じるための施策の1つとして注目すべき製品がインメモリデータベース製品の「SAP HANA®」だ。ERPパッケージ「SAP ERP」のトランザクション処理と、リアルタイムのデータ分析を1つの基盤で実現する製品へと進化し、企業のデジタルトランスフォーメーションを強力に後押しするものとして期待できる。

 自社ビジネスの強みを生かすためにユーザー企業はどのようにSAP HANA®を取り入れればよいだろうか。そしてシステムインテグレーター(SIer)が、ユーザー企業のために付加価値のある提案をするには、どのような観点でクラウドプラットフォームを選ぶべきだろうか。


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