「老朽化、肥大化したファイルサーバを、1カ月以内に移行せよ」という“無理難題”に挑んだIT担当者は、一体どんな方法でこの問題を解決したのだろうか。
「営業部の老朽化したファイルサーバ、来月までにリプレースせよ」
そんなミッションが某社情報システム部のA氏に降り掛かった。約10年前に導入したこのサーバは、営業部とその関連部門でしか利用されていなかったが、1TBに迫るデータが保存されていた。しかも、OSも既にサポート切れの「Windows Server 2003」。とにかく早急な対応が必要な状況なのだ。
しかし、今後のデータ量の増加、それにまつわるコストのことを考えれば、どんなデータが保存されているかを把握せずに、このままそっくり新サーバに移行するわけにはいかない。やはり、ムダなものを捨ててスッキリすべきだ。とはいえ、これはなかなか一筋縄ではいかなそうである。
今回、社名と担当者名を伏せることを条件に、このファイルサーバのスリム化ミッションを取材した。本記事は、最終的に40%の容量削減に成功したA社の実際の記録である。
※本稿は、キーマンズネットからの転載記事です。
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