ワークスタイル変革をもっと身近に、簡単に導入できるVDIとは従業員の満足度を高め、IT部門も楽になる

VDIは、サーバやストレージ、ネットワーク、クライアント端末と、関係するITが多岐にわたるため、構築や運用が難しい。これを簡単かつ短期間で導入、運用する方法を紹介する。

2016年09月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

 従業員が働きやすいIT環境を作り、業務効率化やモチベーション向上を図ることは、企業が成長するために重要な施策の1つだ。このワークスタイル変革の手法として、昨今注目を集めるのが「VDI(仮想デスクトップインフラ)」である。

 VDIはデスクトップ環境を仮想化し、サーバで稼働させる仕組みだ。モバイルデバイスや自宅PCなどから自分のデスクトップ環境をいつでも利用できる。しかもデータがサーバに集約されているため情報の流出の危険性が低い。柔軟な働き方を安全に提供できる仕組みとして、大企業のみならず中堅・中小企業にとっても需要の高いシステムだ。

 ところがVDIは、サーバやストレージ、ネットワーク、クライアント端末と、関係するIT技術が多岐にわたっているため、設計・導入や運用が難しいことでも知られている。それぞれを個別に調達し、仮想化ソフトウェアによってまとめたソリューションとして導入するケースが多い。これをベンダーに依頼すると、事前のヒアリングやアセスメントから始まり、設計などに時間がかかり、無視できない調査費用も発生する。導入や構築の作業にも大きな労力とコストが掛かる。外出時の利用では、ノートPCやモバイル端末にも通信回線が必要で、回線費用が想定以上に大きくなることもある。

 また、将来的なメンテナンスやチューニング、人員増加に合わせた拡張など、総投資額が見えにくいことがネックとなって、導入を諦めるユーザー企業が少なくないようだ。導入や運用のハードルをできるだけ低くするには、どのような対策が必要なのか。


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