巨大なシステム基盤を擁するYahoo! JAPANは、Oracle Database基盤のバックアップ、災害対策の遠隔レプリケーションの長時間化に課題を感じ、重複排除技術の検証を実施した。同社の導入事例を基に検証結果を紹介する。
巨大なシステム基盤はそのデータも大規模なだけに、万が一の際は影響範囲も広く、災害などに備えるためのデータ保護の重要性も高い。一方、その膨大なデータ量によりデータセンター間のレプリケーションではネットワーク帯域が逼迫(ひっぱく)して、多大な時間を要してしまいがちだ。
このような課題を抱えていたYahoo! JAPANは、重複排除技術が所要時間短縮の鍵だと判断し、複数のバックアップ製品を比較することにした。しかし製品によってはその効果に差があるため、同社は実際に検証を実施した。
その結果、重複排除率は大差なくても、重複排除処理の効率に大きな違いがあることが分かったという。本コンテンツは同社がバックアップ/災害対策システムの見直しを決断した背景から、比較検討の具体的な内容、製品の導入効果まで幅広く解説している。
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