ワークスペースも「所有から利用」する時代―― “WaaS”が注目される理由とはVDIに必要な高いコストや高度な知識は不要?

ワークスタイル変革を掲げVDIを導入しても、その効果を十分に発揮できない企業も多い。そこで利便性とセキュリティに優れたワークスペースを利用する“WaaS”(Workspace as a Service)が注目されている。

2016年12月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

 エンタープライズITの世界において、現在最も変革が進んでいる領域の1つが、エンドユーザーが日々利用するデスクトップや業務アプリケーション周りの環境だ。この変革を引き起こした要因の1つは、言うまでもなくVDI(仮想デスクトップインフラ)の急速な普及だ。既に多くの企業がVDIを導入することで大きな成果を上げている。しかし、その一方でその導入が頓挫してしまうことや、せっかく導入してみたものの当初想定していた成果を上げられないケースも少なくないという。

 VDIは確かに多くの導入メリットをもたらすソリューションだが、決して万能ではない。そのメリットとデメリットを十分に理解した上で、慎重に自社の要件とのマッチングを行わないと、思ったほどの投資対効果が得られないことも多い。そこで今日では、VDIという単体の技術やソリューションだけに着目するのではなく、デスクトップ環境やアプリケーション、クライアントPC、周辺クラウドサービス、セキュリティ対策、さらには日々の運用まで、ユーザーがITを使って業務を遂行するために必要なものを全てまとめて「ワークスペース」という概念で捉え、「ワークスペースを最適化するにはどうすればいいか?」という点に焦点を置き、企業のIT戦略を立案する動きが起こってきている。

 さらにもう一歩進み、このワークスペースを製品としてではなく、サービスとして提供しようというベンダーも登場してきた。その1社が、クライアントPCのレンタルサービス市場で国内トップクラスのシェアを誇る横河レンタ・リースだ。同社のビジネスは単なるレンタルサービス事業にとどまらず、クライアントPCを軸とした極めて広範なITサービス/ソリューションに及ぶが、その中でも最近は「Workspace as a Service(WaaS)」というコンセプトを掲げ、次世代ワークスペース環境をサービスとして提供するビジネスに注力している。


提供:横河レンタ・リース株式会社
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