PDF改ざん被害の背景に「初歩的な誤解」 全社に徹底したい文書セキュリティアドビシステムズ株式会社提供ホワイトペーパー

PDFは誰もが使う標準フォーマットだけに小さな誤解が大きなリスクを生む。近年、PDFデータ改ざん被害が相次ぐ背景にも「PDFは書き換えられない」という誤解がある。そこで、今すぐ全社に徹底したいPDFセキュリティの基本を分かりやすく解説する。

2016年12月15日 10時00分 公開
[ITmedia]

 「PDFは書き換えられない」という誤解は多くのユーザーの間に根強く残っており、今なお多くの企業や官公庁のWebサイトでは編集可能な状態のPDFファイルが公開されている。そのため、このような隙を突かれて、PDFデータを改ざんされる被害が相次いでいる。

 その被害は官公庁や大手企業だけにとどまらない。近年は中堅・中小企業や教育機関までターゲットとされ始めている。しかし、PDFは編集ソフトで誰でも改変できるだけでなく、閲覧や編集、印刷、コピーなどの操作も簡単に制限できる。まず、この事実を認知させることが、ビジネス文書のセキュリティ対策の第一歩となる。

 その上で考えなければならないのがツール選びだ。無料のPDF変換ツールは非常に便利である反面、セキュリティ機能が備わっていないことが多い。本コンテンツでは、多くの社員が持っているPDFに対する誤解から、本家本元の「Acrobat」の意外と知られていないセキュリティ機能まで、PDFセキュリティの基本を分かりやすく解説する。