レノボ・ジャパンが、最新のSDSアプライアンス「DX8200シリーズ」の出荷を開始した。これまでのストレージの概念を大きく変える可能性を秘めた新製品の実力はいかに。
企業で扱うデータ量が猛烈な勢いで増え続けている。その増加スピードは企業がストレージを導入する際の予測を超えていくほどだ。つまり、従来のストレージシステムでは容量拡張が追い付かず、ビジネスの成長の足かせとなっている可能性があるのだ。
そこで今、注目されている新技術が「SDS(ソフトウェア定義型ストレージ:Software-Defined Storage)」だ。汎用(はんよう)サーバとストレージソフトウェアを使って「運用が柔軟なストレージ」を実現するものだが、そのためにはハードウェアとソフトウェアを別々に調達し、ユーザー自身でシステムを組み上げねばならないという課題に直面する。
この状況を打破すべく、レノボ・ジャパンは「Lenovo Storage DX8200シリーズ」の出荷を2016年11月に開始した。信頼と実績のあるx86サーバ「System x」をベースにストレージソフトウェアを組み込んだアプライアンス製品だ。早くも市場では、これまでのストレージの概念を大きく変え、「ストレージ維新」さえ感じさせる製品として注目されている。その実力を見ていこう。
本稿は、ITmediaエンタープライズからの転載記事です。
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