現場と経営陣の距離を縮める「SAP ERP+スマートフォン」の倉庫管理術バーコード専用端末ではもう間に合わない

SAP ERPを導入した企業にとって在庫状況のリアルタイム把握は精度の高い経営判断に不可欠。そのためには、簡単かつ確実で安定して動作する在庫データ入力システムが現場に必要だ。

2017年01月18日 10時00分 公開
[ITmedia]

 今、多くの物流部門ではSAP ERPと倉庫管理システムを組み合わせて活用している。倉庫の在庫品目が荷役情報のバーコードスキャンだけで把握できる他、受け入れ方針やピッキングのルールに合わせて荷役単位などもカスタマイズ可能だ。ただ、倉庫管理システムの多くは、サードパーティーの入力システムを連結しているが、ここからSAPのERPにデータが正常に受け渡せない問題がたびたび発生する。

 一方、ハンディ端末にも進化の兆しが見えている。バーコードシステムは倉庫作業の労力を軽減したが、倉庫管理業務につきものの突発的な問題の解決ではスマートフォンは有効だ。音声通話だけでなく現状を撮影した画像送信、さらには、内蔵カメラによるビデオチャットなどがトラブルの早期解決に効果を発揮するからだ。しかし、現場では、2台持ちを1台に統合できると作業効率は向上する。

 このような課題を解決して入力処理からSAP ERPシステムまで安定してデータが流れる高い信頼性を確保し、これまでのハンディ端末とスマートフォンの2台持ちを1台に統合できた倉庫管理システムが登場したという。その詳細を聞いてみた。


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